- 1 9世紀、イギリス上流階級の紳士たちの衣服といえば「燕尾服」。
我々にしてみれば、今や結婚式ぐらいでしか目にしないが、当時は夕食時には、必ず燕尾服を着なければならなかったのである。時代とともに窮屈なマナーがゆるまってくると、もっとリラックスできるシンプルな上着が求められるようになってきた。そこで登場したのが「ラウンジ・スーツ」。邪魔なテイル(尻尾)やウエスト・シームのない上着、つまり現在のスーツの先駆けとなる上着が誕生した。その基本型の生みの親は、20年代アメリカの「ブルックス・ブラザース」。”ナンバーワン・モデル”といわれるストレートなシルエットは、永遠不滅のデザインといえる。
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*ノッチド・ラベル <左図ー右> 下衿が下がっている。
シングル・スーツに多く見受けられる。
*ピークド・ラベル <左図ー左> 下衿の先が尖っている。 ダブルなどドレッシーなタイプに多い。 ラペルとは背広の下衿のこと
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■知っておきたいポイント
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ビジネスマンにとってスーツとは、すなわち仕事着である。 とかく制約されがちな ビジネス・スーツだが、まず、スーツの基本を完全にマスターすれば、おのずと
個性的な着こなしの道も開けてくるものだ。 スーツの中で、最もなじみ深いのが 『シングル』。上着の打合わせが泓ボタンのものをいう。ビジネス・スーツのほとんどがこれ。着る人を選ばない平凡なスタイルだが、T.P.O.の応用範囲が広い。
ビギナーならこのシングルの着こなしをモノにするのが第一歩だ。 上着の打合わせが、2列ボタンのものが「ダブル」。チョット難しいテクニックを要するモデルだが、オフィス・ウエアならクラシックな着こなしを意識して、例えば、小紋柄のネクタイでエレガントな雰囲気をだそう。 上着・スラックス・ベストを組み
合せた『スリーピース』。サスペンダーやポケットチーフなどのアクセサリーにもこ だわれば、最もフォーマルなスタイルを演出できるスタイルである。 |
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上着に加えて、スラックスのシルエットも時代の流行とともに変化する。基本タイプを理解しておかないと、コーディネイトがバラバラという事にもなりかねない。2つの基本タイプをよく知って、着こなし上手を目指そう。 ●ストレート・タイプ→全体に直線的なシルエットで一番ベーシックなタイプ。 ●テーパード・タイプ→腰に2〜3本のタックをとり、裾に向かうにつれて細くなるシルエット。 ●ベッグ・レッグ→このタイプをもっと誇張したもの。上着は少しゆったりさせた方が似合う。 ●その他に60〜70年代に流行ったパンタロン(フレアード・タイプ)がある。 |
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■ベーシックなまとめ方
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- ビジネス・ウエアはスーツだけではない。たまにはジャケットとスラックスで個性的な着こなしを楽しもう。それにはまず、上と下のコーディネーションを考えることが大切。
●上淡下濃(上を明るめ、下を濃い色にする) 例えば、上着を濃いグレー、スラックスをネイビーブルーにする とスポーティーな着こなしになる。
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- ●上濃下淡(上を濃い色、下を淡い色にする)
濃淡のコーディションの中では一番基本的な組み合わせだ。 例えばチャコール・グレーの上着に淡いグレーのスラックス、 といった組み合わせはごく落ち着いたムードをもっている。 ●上柄下無地(上を柄もの、下を無地で合わせる) コントラストの強い組み合わせはまとめやすく、弱い組み合わせ は着こなしはやや難しいが、シックな雰囲気がある。オーソドッ クスなまとめ方だ。
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ポケッチーフ 主役たるスーツのセンス・アップに欠かせないアクセサリー
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飾り方は、まず5種類を覚えておきたい。 ●フォーマルには、TVフォールド(左から1番目) ●トライアングラー(左から2番目) ●スリーピーク・マナー(中央) 素材は白絹か白麻が適当とされる。 カジュアルの場合は ●クラッシュ(右)●パフド・スタイル(右から2番目)で、ごくさり気なく飾ろう。問題は色合わせだ。ネクタイと同系色をもってくるのが基本。 |
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アクセントとしてのポイント・カラーを使うのは慣れた人向きである。 |
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