次に確認するのはトラヤヌス大円柱のレリーフとして彫刻されているローマ兵士の勇姿。柔らかい感じの布を首に巻いている。明らかにユニフォーム=軍服に採用されていたと物語っている。首を飾る慣習は徐々に進行した様だが、この段階では大衆に普及しなかった。
1300年代中盤以降に一般化したTプールポアン=pourpointUツウピース形式で極めてファッション性が高く活動的で気品あるシルエットが特長とし広く大衆に普及。やがて立ち襟を飾る為縁どりをあしらったものが現われた。腰までの短い着丈とショース(パンツ)
1500年代スペインに出現した襟飾りTラフruffUと呼び、その装飾性は素晴しくプールポアン.ルックを見事に引き立てた。しかも背丈や顔だちによってヒダを自由に変える事で誰にでもよく似合って流行した。これは一挙に欧州全土に広まった。
1540年スペイン1560年イギリスでラフ人気が浮上した。エリザベス女王が職人招いた程気に入っていたとの事。フランスではラバ(=ravat) と呼称。尚、当初の立ち襟(スタンディングラフ)から肩にかけて襟が垂れている感じのTフォーリング・ラフUへと進化。
クラヴァット=cravate
クラヴァータ=gravata
クラヴァッタ=cravatta
クラヴァット=krawat
クラヴァッテ=krawatte
クラヴァッティ=kravatti
コルバータ=corbata
クラヴァート=kravato
18世紀後半フランス革命前後に若者の間で流行したTアンクロワヤブルU語意は奇妙な・驚くべきで、鼻の下まですっぽりと覆うまるで覆面をしたかのスタイルであった。
1850年代『巻く』から『結ぶ』へと大きく変化した。首元に高々と巻き付けたクラヴァットの前結び目部分を独立させたもので、従来のスカーフ状のクラヴァットをいかに邪魔にならない様に胸元を収めるかの工夫の現われだこれはラウンジ・ジャケットの登場によるもの。
1870年代英国アスコット競馬場に集う紳士達が、新しいネックウエアとして採り入れた結び方。アン女王の命を受けて開設された由緒正しき競馬場。その名が冠せられたアスコット・タイ。右イラスト参考図
1890年代に現代の幅タイと全く同じ型が登場した右イラスト参考図